Q27.アウトソーシングと外注の違いは?
アウトソーシングという手法は、外注・下請けと混同されることがありますが、単なる外注とは正確には異なるものです。英語でも、外注はContracting Outと呼ばれ、Outsourcingとは区別されています。
例えば、情報関係でいえば,以前からコンピュータ関係の業務に関しては,行政外の専門家を活用してきました。しかし,その多くはアウトソーシングというよりも外注であったと考えられます。外注とアウトソーシングとは似たところも多いのですが,次のような違いが見られます。
外注は,あまり重要でない業務,あるいは繁閑の差が激しい業務を対象にして,要員の確保やコストの面から外部資源を活用することが目的です。たとえば清掃や警備を外注するのは,公務員を使うと勤務形態が複雑になったり,業務が機械的な業務なので,公務員を使うのは不適切だという理由でした。コンピュータ関係の業務を外注するのは,そのシステム開発は大規模な開発では大勢の要員が必要になりますので,それにあわせて公務員を置くのは不経済だとの理由でした。
アウトソーシングとは、従来社内や行政内で行われていた特定の機能を、外部の優れた経営資源により、内部資源化しようとするのが特徴です。
つまり、重要度の低い定型業務を、よりコストの低い企業に委託するのがいわゆる外注ですが、経営手法としてのアウトソーシングは、重要な業務であっても外部企業の専門性に期待して委託化することをいいます。
いいかえれば,外注では単に製品やサービスに関する商取引なのに対して,アウトソーシングでは,より優れた外部企業の能力を自治体経営・運営のために活用しようという戦略的な経営パートナーとしての関係になります。
ただ、アウトソーシングは、コスト・人員の削減、業務の迅速化、設備投資の軽減などのメリットがある反面、自治体の持つノウハウ・技術の流出や、不適切な外部委託を選定したことによるコスト増、また最近よく問題となる個人情報の流出などの懸念があります。
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2005年11月23日
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